選挙に大勝のNLDでも憲法改正はできない

2015年11月11日 〔ミャンマー〕

 ミャンマー総選挙ではアウン・サン・スー・チー氏率いる「国民民主連盟(NLD)」が大量議席を獲得し連邦議会で過半数を取る見込みとなっています。しかしながら憲法の規定により外国籍の息子のいるスー・チー党首は大統領にはなれません。大量議席獲得のNLDですが、軍人議席の存在が憲法改定を阻んでいます。

[PR]

 今年6月に憲法改定の検討は進められましたが、6月25日の連邦議会で否決されました。 

 憲法改定には連邦議会で75%を超える賛成と国民投票で、全有権者の過半数の賛成が必要です。上下院の25%が軍人議席として割り当てられているため、軍の賛成を得られない限り憲法改定は実現しません。

〔関連記事〕

 

他の記事も読む
-----
〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


※ 注)外部リンクは登録が必要な場合や、ページ消滅の場合があります。

○ASEANを知るお手伝い、エムニドの調査支援サービス「シルシエン」○
    ⇒ 詳しくはこちら

選挙に大勝のNLDでも憲法改正はできない はコメントを受け付けていません

分類 ミャンマー