東南アジアの10月の新車販売台数は0.5%減

2015年12月4日:更新 (初回投稿:2015年11月28日)

 東南アジア主要6ヶ国の10月に新車販売台数は、前年同月比0.5%減の27万1902台となり、3か月ぶりに前年実績割れとなりました。域内で販売台数1位のインドネシアが3か月ぶりに2桁減、第2位のタイも30ヶ月連続のマイナスとなりました。

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 インドネシアは16%減の8万8325台で、14ヶ月連続のマイナス。経済成長の鈍化による消費者心理が冷え込や、公共投資など政府の予算執行の遅れなどが影響したと思われます。同国の自動車製造業者協会は2015年通年の販売台数を前年比2割減の95万~100万台と予測しています。さらに2016年も「同水準」としています。

 タイは4%減の6万7910台と30カ月連続の落ち込みです。ただ、8月に予約受付を始めた三菱自動車の新型多目的スポーツ車(SUV)の受注台数が予想の2倍超に達するなど車種によっては好調です。

 その他の国はいずれもプラスとなっています。マレーシアは3%増で3か月連続のプラス、フィリピンは24%増、ベトナムは50%増となりました。

 タイでは2016年1月から新たに二酸化炭素排出量別税制を導入予定で、タイ市場で主力の1トンピックアップトラックが数%の値上げとなる見込みです。

 

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 

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