ジャカルタ州知事選、3候補による戦い

2017年2月16日 〔インドネシア〕

 インドネシアの首都ジャカルタでは2月15日、州知事選挙の投開票が行われた。選挙は主に以下の3人で争われた。

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  • バスキ(Basuki Tjahaja Purnama 通称:Ahok)・・・現職。2014年副知事から知事に昇格
  • アグス(Agus Harimutri Yudhoyono)・・・ユドヨノ前大統領の息子
  • アニス(Anies Baswedan)・・・前教育・文化相

 バスキ氏は、現在大統領のジョコ氏が2012年、ジャカルタ州知事に初めて当選したときに副知事として当選。2014年にジョコ氏が大統領に就任したことに伴い、知事へと昇格した。改革派で政策実行能力の高さが広く支持されていたが、2016年9月にイスラム教の聖典「クルアーン(コーラン)」を侮辱したとされる失言が原因で刑事裁判ざたとなっている。ちなみにバスキ氏は中国系キリスト教徒である。メガワティ元大統領の率いる闘争民主党が推薦・支援している。

 アグス氏はユドヨノ前大統領の息子で、国軍出身。米ハーバード大学への留学経験がある。

 アニス氏は前教育・文化相で元評論家。選挙戦終盤ではスハルト元大統領の元娘婿で有力政治家のプロボウォ氏が応援演説に加わっている。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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