2021年2月3日 〔ミャンマー〕
ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン国軍総司令官は2月2日夜、軍系列のテレビ局を通じて、クーデター後初となる国民向けの声明を発表した。声明では、アウンサンスーチー氏率いる「国民民主連盟(NLD)」の政権が、総選挙での不正に関する国軍の主張に対応しない状態のまま、新たな国会が招集されることは「不法な強制手段で主権を乗っ取ろうとする試みだ」としてクーデターを正当化した。
声明では、軍が法律に従って行動していると繰り返し強調した。また、「国民全体が軍と協力して、公正な方法で規律ある民主主義体制を確立する必要がある」と国民に呼びかけ、総選挙のやり直しについて言及した。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○