ミャンマー、国軍抗議の「鍋たたき」

2021年2月16日 〔ミャンマー〕

 現在もクーデターを起こした国軍への抗議デモが続くミャンマー。クーデターから2週間以上が経過し、抗議デモも過激になってきているが、クーデター直後に始まった市民の抗議活動は、鍋などの金物を一斉にたたくという行動だった。

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 ミャンマーでは悪霊ばらいのために金物をたたくという風習があるが、南米にも鍋たたきの伝統があるようだ。南米の鍋たたきは「カセロラソ」と呼ばれ、権力に対する抗議を鍋やフライパンなどをたたいて意思表示する。チリではピノチェト政権を揺るがし、ベネズエラやアルゼンチンに広がった。そして近年では米国のBLM運動やスペインでの新型コロナによるロックダウンへの抗議などでも鍋たたきが広がっている。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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