インドネシア、行動制限を延長。モール一部再開

2021年8月10日 〔インドネシア〕

 インドネシア政府は8月9日よる、新型コロナウイルスの感染抑制対策としてジャワ島やバリ島で実施している厳格な行動制限の期限を8月16日まで延長する方針を決めたと発表した。また、制限の一部を緩和し、来場客のワクチン接種証明など一定条件を満たせばモールの営業を認めることとした。

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 これまで8月9日を期限としていた行動制限を16日まで延長した。7月3日から講じている行動制限の延長は今回で4回目。完全な在宅勤務や商業施設の営業停止を原則義務付ける措置を継続するが、ジャカルタやスラバヤなど4都市のモールでは、収容人員の25%以下に抑えたうえ、来場客にコロナワクチンの1回以上の接種証明を求めることを条件に、営業を容認する。

 これまでの行動制限により、8月9日の新規感染が2万709人と前の週を下回っており、減少傾向がみられる。しかしながら死者数は大きく減らず、直近の集計では、1日の死者の7日移動平均は1624人と依然として世界最悪の水準にある。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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