ラオスに初となる高速鉄道開通

20210年12月4日 〔ラオス〕

 ラオスで12月3日、始めてとなる本格的な鉄道が開通した。中国の雲南省昆明市からラオスの首都ビエンチャンまで1000キロメートルの高速鉄道は、ラオス北部でカジノ開発が進む町ボーデンや古都ルアンプラバンなども通る。

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 中国の「一帯一路」構想下で建設が進められ、中国が総工費の約7割を負担している。ラオスが負担する総工費はラオスの国内総生産(GDP)の3割強となり負担は大きい。

 ラオス国内の区間は山と川が多いため、新たに167本の橋と75本のトンネルが建設された。ラオス区間内には33の駅があり、その内10駅が旅客駅となる。これまでバスで1日かかった行程が約4時間に短縮される。

 首都ビエンチャンからボーテンまでの料金は片道33万3千~52万9千キップ(約3500~5500円)と、最低賃金が月1万2000円程度のラオスではかなりの高額だ。

〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

 

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