昨日9月11日に投票が行われたシンガポールの国会選挙の開票速報がシンガポール選挙委員会から発表になっています。昨日深夜時点で全29選挙区のうち27で与党・人民行動党(PAP)の得票が野党を上回っており、議席数で過半数を獲得することはほぼ確実となっています。
シンガポールの国会は一院制で、今回の選挙は選挙前から2増えた89の議席を29選挙区181人の候補者で競っています。建国以来50年間政権与党を続ける「人民行動党(PAP)」他、改選前に唯一議席を持つ野党(7議席)「労働者党(WP)」など8つの野党(※参考)が候補者を擁立し、史上初めて全ての選挙区で対立候補が立候補しました。
選挙区は1つの議席を争う13の「1人区」と、各政党の4~6人のグループが競い得票数が多い政党が全議席を得る16の「集団選挙区」の2種類があります。昨日行われた投票結果の速報によると25区で与党PAPの得票率が60%を超えており、2011年の前回選挙の得票率60.1%を超える見通しとなっているようです。
シンガポール選挙管理委員会によると、有権者数2,462,926のうち2,304,331(無効票47,315を含む)が投票し、投票率は93.56%でした。
また、Channel NewsAsiaによると、PAPの最終獲得議席数は83で得票率は69.9%と改選前の80議席60.1%をそれぞれ上回ったようです。
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〔ASEAN News Clips 編集部〕 2015年9月12日
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