第5話
シンガポールは高くて安い国 食事 (有澤和歌子)
コンビニやスーパーマーケットで価格を見ていたら、この一か月どうやって外食しようかと悩んだのだが、一歩外に出てみると安価でおいしいものが食べられることがわかった。この国では他の東南アジア同様に朝食を外食する人たちも多いため、安いお店も沢山ある。
たとえば、マクドナルドやSUBWAY等のファストフードを利用するほうがよほど高く、すぐに15-20S$になってしまう。また、ちゃんとしたお店でパスタや和食を食べても、ランチで20-30S$が消えていく。今回は私は滞在型であったため、ローカルフードに色々チャレンジしてみた。
お店のショーウインドウに並んでいる惣菜の中からいくつか選べば、2.5-4S$でしっかりと、おいしいものが食べられる。また、麺類を食べたい時には好きな野菜や具を選んで、好みの味付けで調理してくれる。これも3S$。
また、お持ち帰りパッケージがシンプルで好ましい。紙包みを開けると焼きそばやチキンライスが出てきて、割り箸やプラスチックのお箸で食べる。後は紙とスプーンを捨てるだけ。この合理性には脱帽いたしました。
(続く)
著:有澤和歌子(ありさわ・わかこ)
wombプロジェクト代表、idiscover設立準備中
旅行・海外出張で50か国を訪問。近年はアジア、特にASEAN・中国を中心に活動。富士通ではマーケティング、ITベンチャーのホットリンクでは広報責任者として従事した。自身の晩婚・不妊治療・高齢出産の経験より「卵子の老化」を若者に伝えることがライフワーク。富山県出身、青山学院大学経営学部卒。