スー・チー氏が中国でトップ2と会談。異例の厚遇

2016年8月20日 〔ミャンマー〕

 中国を訪問中のミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は8月18日に李克強首相、8月19日には習近平国家主席と会談した。中国側の招待によりスー・チー氏は8月17日より21日までの日程で中国を公式訪問。中国側は異例の厚遇で迎えている。新政権発足後、東南アジア諸国連合(ASEAN)以外の訪問国の最初が中国となった。

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 8月18日に行われた李克強首相との会談では、中断となっているミャンマー北部で中国が主導する水力発電用ダム(ミッソンダム)建設の再開が中国側から求められ、スー・チー氏は「双方の利益にかなった方法を模索したい」と応じた。また、中国側はミャンマー政府と中国国境付近の少数民族武装勢力との和平協議についても支持ずると表明した。

 また、8月19日の習近平国家主席との会談では、中国主導の現代版シルクロード構想「一帯一路」で両国が協力することで一致した。

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〔Clisien ― ASEAN Info Clips 編集部〕 
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