マレーシア総選挙、投票始まる

2018年5月9日 〔マレーシア〕

 マレーシア連邦議会下院選挙の投票が今日始まった。午後5時には投票が締め切られ、即日開票される。今回の選挙の投票日は異例の水曜日となった。その背景には、得票率を低く抑えたいという与党連合の思惑が働いているとも言われている。

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 1957年の独立以来、与党連合が常に過半数を確保してきたが、前回の総選挙では約85%という高い投票率となり、野党連合は与党連合を上回る得票率を得ている。得票率の高さは野党連合に有利だとみられる。

 今回の選挙にはナジブ首相の交代を求めるマハティール元首相(92)が首相候補として野党連合から出馬しており、得票率を伸ばすとみられている。ナジブ政権は得票率が高まるのを避けるために投票日を水曜日に設定したと思われる。

 その後多くの批判を受けたことで投票日を祝日と設定したが、職場を離れることのできない者や、投票のために地元に戻れない者などが依然多いとみられる。

 投票の結果は、9日深夜から10日の未明にかけて大勢が判明する見通し。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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