2021年3月22日 〔ミャンマー〕
国軍によるクーデターで混乱が続くミャンマーで3月13日、抗議デモを主導してきた僧侶アシン・サンダーティリ氏(53)がミャンマー当局によって拘束された。サンダーティリ氏は、民主化運動への参加で1980年代からこれまでに3度にわたり拘束されてきており、今回が4度目の拘束となった。
国営放送が3月19日夜に伝えた内容では、サンダーティリ氏は、市民やほかの僧侶らに不服従運動への参加を呼びかけ、社会不安をあおった疑いで訴追されたという。最長で禁錮3年が科せられる可能性がある。
サンダーティリ氏は軍事政権時代の1988年や2007年の民主化デモに参加し、3度の拘束で計17年間投獄された。今回のクーデター後も2月8日から連日、抗議のため街頭に立っていた。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○