2021年6月15日 〔ベトナム〕
ベトナムの新興企業「ナノジェン製薬バイオテクノロジー」は新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス」の最終となる第3段階の治験を6月10日から開始した。国内で約1万3千人を対象に実施し、9月までに結果をまとめ、年内の製品化を目指す。
ナノジェン製薬バイオテクノロジーは、国防省傘下のベトナム軍医大学と共同で「ナノコバックス」の開発を進めており、2020年12月に第1段階の治験を始めた。その後の第2段階の治験では接種を受けたもの全員に抗体の獲得と安全性を確認している。
海外のワクチンとしては、今月4日に保健省が「中国医薬集団(シノファーム)」開発のワクチンの緊急使用を承認している。
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