ミャンマーで感染急拡大、軍への不信感で自宅療養

2021年7月16日 〔ミャンマー〕

 ミャンマーで7月12日、新型コロナウイルスの新規感染者数が初めて5000人を超えた。検査を受けた人の3分の1以上が陽性反応を示していることから、軍の発表よりも感染が広がっている可能性がある。

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 2月の軍事クーデター以降、医療従事者の多くがクーデターに抗議する「不服従運動」に加わり職場を離脱しているため医療体制が不十分となっている。また、市民の軍への不信感から軍が準備する隔離施設には入らず自宅での療養をの望人も多く、必要となる酸素を買い求める人の列ができているという。

 軍は、個人による買いだめを避けるためとして個人への物資の供給を制限したが、市民からは軍内部で独占しようとしているとの批判があがっている。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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