2022年8月25日 〔タイ〕
タイの憲法裁判所は8月24日、野党側によるプラユット首相の任期が憲法の規定で8月24日に満了となるという訴えを受理し、首相を職務停止とする仮処分を出した。首相の任期がいつまでになるかの判断は示していない。首相の職務停止中はプラウィット副首相が代行する。今後1~2ヶ月かけて憲法裁が検討し判断することになる見込み。
プラユット首相は、2014年5月22日の軍事クーデター時の陸軍司令官で、クーデター後の軍政で暫定首相となり2014年8月25日に就任した。2017年4月に施行された新憲法では、首相の任期は最長8年と定められているため、野党や反政府市民団体は今年の8月24日で任期満了となると裁判所に訴えを出していた。
野党はプラユット氏が暫定首相に就任したときから8年経つ今年8月24日が期限だと主張しているが、政権側は2017年の現憲法制定時、あるいは2019年の正式就任から起算するとの見解をとっている。
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〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○