次期ミャンマー大統領「ティン・チョー」氏とは

2016年3月12日 〔ミャンマー〕

 3月10日、誰も予想していなかった人物が次期ミャンマー大統領になることがほぼ決定した。その人物は政治の表舞台に出たことはほとんどなく、昨年11月の選挙にも出馬しておらず、したがって議員ですらない。その人物の名は「ティン・チョー」氏。

 ティン・チョー氏について各紙報道の情報を参考に以下にまとめる。

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 ティン・チョー(Htin Kyaw)(69)

 アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏(70)とは高校の同窓生。

 ヤンゴン経済大学卒業のエリートで、英国の留学経験もある。

 ミャンマーが社会主義政権時代の1975年から1992年まで、財務省官僚。国際経済関係局の副課長職をと務めた経験を持つ。1992年には国民民主連盟(NLD)に入党。

 2012年からはスー・チー氏が母親でありミャンマーの女性外交官の草分けてき存在だった故ドー・キン・チー氏の名前を冠した慈善団体の役員を務める。

 父親、故ミン・トゥ・ウン(Min Thu Wun)氏は国民的作家で日本語も研究。1990年の総選挙にNLDから出馬し当選している。

 妻、スー・スー・ルウィン氏は現下院議員で、その父、故ウ・ルウィン氏はNLDの共同創立者。

 温厚で誠実な人柄は、NLDの一般党員からの人気も高い。

「スー・チー氏の最も従順な幹部で、スー・チー氏の腹心のひとり」と言われている。2011年11月に自宅軟禁から解放されたスー・チー氏に寄り添っている姿をとった写真が今回世界各地で報じられている。 〈※写真:the guardian)

 スー・チー氏とは家族ぐるみでの付き合いがあると言われている。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 

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