ティン・チョー氏がミャンマー次期大統領に選出

2016年3月16日 〔ミャンマー〕

 ミャンマーの次期大統領が決まった。ミャンマー国会は3月15日、次期大統領として「ティン・チョー氏」を選んだ。1962年のクーデター以降初めての文民大統領となる。

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 大統領は上院、下院、そして議席数の4分の1を占める軍人議員団の3つのグループから1人ずつ擁立された3人の候補者から上院・下院両方を合わせた議員の投票により選出される。アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が擁立し下院から候補者となったティン・チョー氏が全652票中過半数にあたる360票を獲得して大統領に選ばれた。

 残る2人の候補者は副大統領となる。副大統領となるのは上院からの候補者、ヘンリー・ヴァン・ティオ議員と、軍人議員団からの候補者、ミン・スエ ヤンゴン管区首相。

 ヘンリー・ヴァン・ティオ次期副大統領はティン・チョー次期大統領と同じくNLDが擁立したNLDの少数民族出身議員。また、ミン・スエ次期副大統領は現在ヤンゴン管区の首相を務めるが、元は国軍中将で、国軍の権益をこの後も強く主張してくる可能性があると言われている。

 3月末には新大統領が就任し新政権発足となる。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 

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