2018年2月17日 〔カンボジア〕
カンボジアのフン・セン首相のフェイスブックの「いいね」は、人気を演出するために業者に依頼して押させた疑いがあるとして、元野党幹部が米国の裁判所にフェイスブック社の情報開示の申し立てを行っているそうだ。
カンボジアでは7月に総選挙がある。与党・人民党(CPP)は野党に圧力をかけており圧勝が予想されている。その状況の中で、野党側の反撃としての今回の動きがあったとみられている。
申し立てを行ったのは、昨年11月にカンボジア最高裁判所から解党命令を受け現在はフランスにいる救国党(CNRP)のサム・レンシー元党首。解党命令を受けた救国党は総選挙に参加できない。
申し立ては2月8日付けで米カリフォルニア州の連邦地裁に提出された。
フン・セン首相のフェイスブックは、頻繁に更新されており、「いいね」が約940万件となっているが、カンボジアのフェイスブック利用者は推定で480万人程度とされており、大幅に上回っている。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○