2018年10月31日 〔タイ〕
タイで10月28日に実施された携帯電話サービス向け電波の再オークションで、同国携帯3位の「トータル・アクセス・コミュニケーション(dtac)」が電波枠を落札した。オークションに参加したのはdtacのみだった。落札額は380億6400バーツ(約1294億円)。
本オークションは今年8月に予定されていたが、価格が高く過ぎるとして携帯大手3社が入札に応じなかったため延期されていた。
オークションにかけられたのは900メガヘルツ帯の電波枠1枠で、2033年までの15年間の契約期間。
業界最大手の「アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)」と2位の「トゥルー・コーポレーション」は、すでに十分な電話枠を確保しているとして、参加しなかった。
価格が高すぎるとして前回のオークションには参加しなかったdtacだが、今回の再オークションでは入札価格に変更はなかったものの、落札した場合の条件が見直されたため参加した。
電波枠を管理するタイ国家放送通信委員会(NBTC)がdtacに対して、落札した場合は今年12月で期限切れとなる850メガヘルツ帯の電波枠の2年間の継続利用を認める条件を出したことに応じた形だ。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○