バスキ元ジャカルタ州知事の刑期満了

2019年1月26日 〔インドネシア〕

 イスラム教を侮辱した罪で有罪となり服役していたバスキ元ジャカルタ州知事が1月24日、刑期満了で釈放された。支持者が数十万人いると言われており、政界に復帰した場合には4月の大統領選挙にも影響を与えそうだ。

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 バスキ氏は、ジョコ大統領がジャカルタの州知事だった際に副知事を務めており、ジョコ氏に近いとされている。

 しかしながら、ジョコ氏が大統領再選を目指す際に副大統領候補に指名したのはイスラム教指導者としてバスキ氏のイスラム教侮辱を認定した張本人のアミン氏。バスキ氏の支持者の中にはアミン氏に対して強い拒絶反応を示す人もいるようだ。

 バスキ氏は中華系のキリスト教徒で、ジャカルタ州知事として一時70%を超える高い支持率を獲得していた。しかしながら、2016年9月の演説で、イスラム教の経典コーランを侮辱したとして在宅起訴され、2017年5月に禁錮2年の実刑判決を受けていた。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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