2019年1月30日 〔フィリピン〕
フィリピン南部スルー諸島のホロ島にある大聖堂で1月27日朝、2度にわたる爆発があり住民と軍兵士が少なくとも20人が死亡。約110人が負傷した。
事件現場のあるスールー州は、イスラム自治政府への参加を巡る住民投票で反対多数となっているが、同州を含む5州でつくるイスラム教徒自治区(ARMM)全体では賛成多数だったことから、スルー州も自治政府への参加が決まっていた。
自治政府は、フィリピン中央政府と同国最大のイスラム編政府勢力「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」の和平合意に基づき設立されるものだが、スルー諸島を活動拠点としているイスラム過激派「アブサヤフ」は分離・独立を強固に主張している。
中東の過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行を認める声明を出したが信憑性は不明。
〔関連記事〕
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○