シンガポール・マレーシア間電車2016年開業へ

2020年7月31日 〔シンガポール/マレーシア〕

 シンガポールとマレーシアは7月30日、両国間を結ぶ通勤電車を2026年末に開業することで合意した。マレーシア南部のジョホール州とシンガポール北部の約4キロメートルを結ぶ通勤電車で、1時間あたり片道1万人を輸送できる。建設工事は2021年に開始する予定。

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 マレーシアからシンガポールに毎日約30万人がバイクや車で越境通勤しており通勤時間帯の渋滞が問題となっていた。通勤電車が開通することにより渋滞の緩和が見込まれるほか、シンガポール住民も物価の安いマレーシアへの買物に生きやすくなる。

 この通勤電車の構想は、ナジブ氏がマレーシアの首相だった2011年頃に浮上し2018年の開業を目指していたが、2018年に首相に復帰したマハティール氏が2019年4月に計画を凍結していた。今年3月にマハティール氏の後任となったムヒディン首相が計画を再開し、今回両国で合意した。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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