シンガポールでワクチン接種始まる

2020年12月31日 〔シンガポール〕

 シンガポールで12月30日、新型コロナウイルスのワクチン接種が開始された。ワクチンは米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが開発したもので、アジアでの接種は初となるようだ。

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 まずは、シンガポール国立感染症センター(NCID)の看護師や事務職など30人以上の職員が接種を受けた。このワクチンは2回の接種が必要で、2021年1月20日に2回目の接種を受ける予定。また、年明け以降に、他の医療従事者や70歳以上の高齢者に優先的にワクチンを投与し、その後に対象を徐々に広げていく予定だ。

 シンガポール政府は2021年9月末までにシンガポール国民全員に行き渡る量のワクチンを確保し、同年中に希望者全員に投与したいとしている。政府はワクチン接種を義務づけないが、無料で提供し接種を強く勧める方針だ。

 また、シンガポール政府は米モデルナや中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)からもワクチンを調達する計画のようだ。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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