2021年12月15日 〔フィリピン〕
フィリピンのドゥテルテ大統領は12月14日、2022年5月に予定されている上院選への立候補を取り下げた。理由は不明。同氏の大統領任期は2022年6月に終了する。
ドゥテルテ氏は憲法で大統領としての再選を禁じられているため、何らかの形で政界に影響力を残すのではないかと思われていたが、10月には政界から引退するとの発言もあったようだ。
選挙の投票当日までに同じ名字を持つ候補者が死去または候補として失格になった場合に候補者の入れ替えが認められているという選挙規定があるため、同時に行われるダバオ市長選に出馬する次男・セバスチャン氏(34)と入れ替わりドゥテルテ氏が同市長選に立候補する可能性があるのではないかという憶測も出ている。
また、同氏の側近であるクリストファー・ゴー上院議員も12月14日、来年5月の大統領選から撤退する旨を正式に表明した。
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〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○