2016年3月24日
経済産業省は中小企業の海外進出先のリスクマネジメントに関してまとめた「海外リスクマネジメントガイドブック」をまとめた。各国のリスクをインフラや労務間トラブルなど21項目に分け、AからDまでの評価をつけたリストも公表している。東南アジアについてもタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、そしてミャンマーの7カ国について評価付けが行われている。
評価はリスクの高い順にAからDとなっており、ASEAN7カ国について21項目の評価数を見ると以下のとおりとなる。
A | B | C | D | |
タイ | 0 | 11 | 9 | 1 |
ベトナム | 0 | 12 | 9 | 0 |
インドネシア | 0 | 0 | 15 | 6 |
フィリピン | 0 | 6 | 14 | 1 |
マレーシア | 0 | 6 | 15 | 0 |
シンガポール | 10 | 11 | 0 | 0 |
ミャンマー | 0 | 4 | 10 | 7 |
〔出典:「各国別リスク事象一覧」(経済産業省)〕
このうち、最低ランクの「D」(リスクが高い)についてみてみると以下のとおりとなる。
○タイ
- 治安・政情の悪化
○インドネシア
- インフラの未整備
- 商慣習・風俗・宗教に関するトラブル
- 贈収賄
- 税務手続きに関するトラブル
- 治安・政情の悪化
- 法規制の変更・不透明な運用
○フィリピン
- インフラの整備
○ミャンマー
- インフラの整備
- 資金調達上の障害
- 製品・サービスの品質不良
- 税務手続きに関するトラブル
- 法規制の変更・不透明な運用
- 自然災害
- 感染症・衛生
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