2018年7月30日 〔カンボジア〕
カンボジアで7月29日に行われた国民議会(下院)総選挙で、フン・セン首相率いる与党「カンボジア人民党(CPP)」が定数125議席の95%超を獲得する見込みとなったが、今回の選挙に対する非難の声が米国やカナダ、豪州などから高まっている。
サンダース米大統領報道官は7月29日、最大野党「カンボジア救国党(CNRP)」が解散に追い込まれ不在となった状況での選挙は欠陥があるとの非難した。これにともない2017年12月に始めたビザ発給制限を拡大するなど追加制裁措置を検討するとした。
また、カナダ政府も有権者に対する脅しや票数捜査があったと指摘、オーストラリア政府も民主化の歩みに逆行していると批判した。
〔関連記事〕
- カンボジア最大野党の党首が「国家反逆罪」で逮捕(2017.9.4)
- カンボジア、最大野党党首起訴(2017.9.6)
- カンボジア最高裁が最大野党の解散の判決(2017.11.18)
- カンボジアの地方選挙、与党優勢(2018.6.14)
- カンボジア国民議会選挙7月29日に実施(2018.7.28)
- カンボジア総選挙、与党圧勝120議席以上獲得(2018.7.30)
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○