フィリピン、ICCの麻薬対策捜査に協力せず

2021年6月17日 〔フィリピン〕

 ドゥテルテ大統領は6月15日、フィリピンの麻薬対策への捜査を求める国際刑事裁判所(ICC)に協力しない方針を明らかにした。ICCは、ドゥテルテ政権による薬物犯罪捜査の手法に対する国際的批判に対して本格的な捜査を求めている。

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 ICCは、戦争犯罪や人道に対する罪を犯した個人を裁く常設の裁判所で、6月14日にベンスダ主任検察官がフィピン政府の薬物犯罪取締捜査に人道的問題がある正当な根拠があるとの声明を出し、本格的な捜査を求めた。

 ICCの声明を受けてロケ大統領報道官は6月15日、「(フィリピンは)ICCの加盟国ではなく、捜査に協力するつもりはない」との大統領の意向を伝えた。フィリピンは2019年にICCから脱退している。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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