2018年3月20日 〔フィリピン〕
フィリピン南部のミンダナオ島マウライ市で2017年5月に過激派組織「マウテ・グループ」が武装蜂起し軍と衝突。2017年10月になって政府側が鎮圧したが、激戦地だった街の建物は損壊したままで、地雷なども残っている可能性があるという。また、過激派の残党がテロを起こす可能性も懸念されている。
この紛争で非難したのは約35万4000人、約7万7千家族と言われているが、帰還したのはまだ2万5千家族に過ぎないそうだ。
ミンダナオ島南西部にはイスラム系民族が多く住むというが、ドゥテルテ大統領はイスラム教に理解を示しているとされ、支持は厚い。しかしながら、荒れ果てた街の復興が遅れれば、住民たちの不満が膨らむことが懸念される。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○