2018年12月16日 〔フィリピン〕
フィリピンの上下両院は12月12日、南部ミンダナオ島で発令中の戒厳令を1年間延長することを決定した。2017年5月に発令され、これまで2回の延長により2018年末で終了する予定だった戒厳令は2019年12月末まで延長された。
ミンダナオ島のイスラム過激派などの反政府勢力の一掃をすすめるドゥテルテ大統領が延長を求めていた。
戒厳令は、イスラム過激派マウテ・グループがミンダナオ島マラウイ市で武装蜂起したことを受けてドゥテルテ氏が発令していた。
この戦闘は2017年10月に終結したが、反政府勢力が引き続き活動しているとして戒厳令は延長されてきた。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○