2017年12月27日 〔ベトナム〕
ベトナムの独占禁法当局は、シンガポールの配車大手「グラブ(Grab)」に対して競争法違反の可能性があるとの見解を下した。グラブが米ウーバーテクノロジーズの東南アジア事業買収を決めた今年3月時点のシェアが50%を超えていたと結論づけた。国家競争評議会が年末をメドに最終結論を出す見込み。
グラブはウーバー買収後のベトナム国内のシェアは、タクシーも含めて30%未満と説明していたが、ベトナム競争局(VCA)はシェア50%を超えている可能性があるとして調査をすすめていた。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○