タグ: ミャンマー総選挙2015

選挙に大勝のNLDでも憲法改正はできない

2015年11月11日 〔ミャンマー〕

 ミャンマー総選挙ではアウン・サン・スー・チー氏率いる「国民民主連盟(NLD)」が大量議席を獲得し連邦議会で過半数を取る見込みとなっています。しかしながら憲法の規定により外国籍の息子のいるスー・チー党首は大統領にはなれません。大量議席獲得のNLDですが、軍人議席の存在が憲法改定を阻んでいます。 …もっと読む

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ミャンマーの大統領選出について

2015年11月10日

 ミャンマー総選挙の投票も終わり、議席が徐々に確定してきています。最終的にすべての議席が確定するのは2~3週間後になると言われていますが、その後には大統領の選出が控えています。

 テイン・セイン現大統領の任期(5年)は来年3月末までで、来年2月ごろに大統領の選出が行われる見込みです。ミャンマーの大統領選出の手順は次のとおりです。まず、上院、下院、そして軍人枠からそれぞれ1人の副大統領候補を選出。その3人の中から連邦議会の全議員による投票で大統領を選出します。投票は上院・下院の区別なく合同で行われます。

〔参考〕

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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投票結果の公表開始。54議席中49議席NLD

2015年11月10日 〔ミャンマー〕

 ミャンマー総選挙の投票結果公表が11月9日午後に始まったようです。すべての結果の公表には2~3週間かかるとしています。選挙で争われた議席の10%余りにあたる54議席がすでに確定しているようです。 …もっと読む

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[コラム] ミャンマー選挙後のNLDの試練

 

 2011年の民政移管後初めての総選挙が行われ、前回の2010年選挙をボイコットしたアウン・サン・スー・チー氏及び同氏率いる「国民民主連盟(NLD)」にとっては、1990年選挙から25年間待ち続けた瞬間がようやく訪れようとしています。大量議席を獲得する見込みのNLDが政権を握る時代の幕開けです。ただし選挙に勝っただけで大喜びはしていられません。この先、NLDにとっての試練が続きます。 …もっと読む

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テイン・セイン大統領「国民の判断を受け入れる」

2015年11月9日 〔ミャンマー〕

 11月8日に投票が行われたミャンマーの総選挙は、まだ選挙管理委員会による公式な発表は行われていませんが、民間機関の出口調査などからアウン・サン・スー・チー氏の率いる「国民民主連盟(NLD)」の大量議席獲得が見込まれています。 …もっと読む

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シャン州の下院7議席は治安上事前に選挙中止に

2015年11月9日 〔ミャンマー〕

 11月8日に投票が行われたミャンマーの総選挙は、上下両院計664議席のうち、4分の1にあたる軍人議席166を除く498議席が投票の対象ですが、このうち、北東部シャン州の下院7選挙区は治安上の理由で事前に中止が決まっていたようです。そのため、選挙で争われる議席数は491となっているようです。 …もっと読む

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「時代が違う。民意を反映する」ミャンマー副外相

2015年11月9日 〔ミャンマー〕

 ミャンマーの総選挙は11月8日午後4時、大きな混乱もなく投票を締め切ったようです。一部メディアによる出口調査でも、アウン・サン・スー・チー氏が率いる「国民民主連盟(NLD)」が8割を超える得票率となっており、政権交代の可能性が高くなってきているようです。 …もっと読む

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スー・チー氏、「大統領の上に立つのは自分」

2015年11月6日

 今週末の11月8日に投票を迎えるミャンマーの総選挙を前に昨日、最大野党「国民民主連盟(NLD)」党首のアウン・サン・スー・チー氏がヤンゴンで記者会見を行いました。 …もっと読む

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「ミャンマー総選挙」(3)国民民主連盟の前の壁

 「ミャンマー総選挙2015レポート」(3) 国民民主連盟の前の壁

 アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏が党首として率いる最大野党「国民民主連盟(NLD)」に対する国民の人気が高く、大量議席を獲得するであろうと言われていますが、必ずしも順調に得票を重ねていくとは限りません。

 1990年選挙のときに熱い思いを持っていた民主政治を求める人々の思いも、あれから25年が経過し、当時の学生活動家たちはみんな40代となり、その熱は冷めてきている可能性もあります。現在のテイン・セイン(Thein Sein)政権が2011年春の民政移管から進めてきた民主化と経済成長の取り組みが、少しずつではありますが、形になってきていることで現政権与党の「連邦団結発展党(USDP)」を支持する国民も少なからず増えているのではないでしょうか。

 ミャンマーは135ともいわれる民族が存在する多民族国家です。そして選挙区の3割は少数民族地域と言われています。少数民族の支持を得られるのは最大野党NLDでしょうか、それとも与党USDPでしょうか。テイン・セイン大統領は就任以来念願だった少数民族武装組織との停戦協定を、全ての組織とではないにしろ締結しました。その成果を国民はどう判断するかも注目されます。

 さらに、アウン・サン・スー・チー氏及びNLDを批判する勢力として、保守派仏教団体「民族・保護委員会(マバタ)」の存在があります。2013年に結成されたこの組織は、イスラム排斥運動で国際的に知られるウィラトゥ師が率い、全国に200以上の支部を持つようです。今年成立した「民族・宗教保護法」の陰の仕掛け人がこの団体だともいわれています。その法案成立に対して消極的だったNLDそしてアウン・サン・スー・チー氏への批判の声を高めてきています。熱心な仏教徒が多いミャンマーでは、仏教指導者の発言力が強い影響力を持ちます。

 そして最後に、正しく選挙や投票が行われ、多くの有権者が投票することが国民民主連盟(NLD)にとってもっとも重要な乗り越えるべき壁なのかもしれません。

 

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EmNidoリサーチ 
リサーチャー 仁藤誠人  2015年11月4日 

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「ミャンマー総選挙」(2)スー・チー氏

 「ミャンマー総選挙2015レポート」(2) アウン・サン・スー・チー氏

 今回の選挙で注目すべき点は、アウン・サン・スー・チー氏が党首として率いる「国民民主連盟(NLD)」がどのくらいの議席数を獲得するかということでしょう。

 2012年の補欠選挙で国会の41議席を獲得し第二政党となったとはいえ、それだけの議席数では影響力に限界があるのは明らかです。今回改選となる上院168議席、下院330議席の合わせて498議席のうち、どのくらい獲得できるか注目されます。 …もっと読む

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「ミャンマー総選挙」(1)注目すべき点

 「ミャンマー総選挙2015レポート」(1) 注目すべき点

 ミャンマーの総選挙の投票日である11月8日(日)まで後6日と迫ってきました。前回の選挙は2010で、民政移管となった2011年の直前に行われています。2011年春の民政移管後、テイン・セイン政権は少しずつですがミャンマーの経済を成長させ、民主化も進めてきているように思いますが、テイン・セイン大統領の属する政権与党「連邦団結発展党(USDP)」は、軍事政権を支えてきた「連邦団結発展協会」の後継組織であることから、まだ軍事政権の香りが残っています。 …もっと読む

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ミャンマー選挙、スー・チー氏が圧勝に強い意欲

2015年11月2日

 後1週間足らずに迫ったミャンマー総選挙の投票日ですが、11月1日に最大野党「国民民主連盟(NLD)」のアウン・サン・スー・チー党首がヤンゴンで開いた集会で、総選挙では「100%の得票を目指す」と話し、選挙に圧勝に強い意欲を示したそうです。

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